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【映画感想】日本統一外伝 山崎一門6~神戸電撃作戦~

 遂に山崎組若頭補佐謙勇会会長石沢勇将が主役。山崎一門シリーズは日本統一初期には台詞もなかったような完全に脇役の山﨑メンバーが順番に主役を演じてきている。常にアクセル全開の山崎メンバーが集まると大声だけが鳴り響いて内容がいまいち分からなくなる時がある。46分30秒辺りの斎藤の台詞が聞き取れなかった。なんて言っているのか少し気になる。

 今作のストーリーは石沢の妹が彼氏に騙されて助けにいくという極めてスタンダードなもの。その妹が石沢に似ていて太っていてブスという設定なのだが、勝手にブスと決め付けて茶化す山崎メンバーにすぐに違和感を感じた。世の中にはデブやブスを逆に好む男性はいくらでもいるからだ。そう思いながら観ていたら、茶化す山崎メンバーにブチ切れて物を投げて注意する氷室がメチャクチャ面白い。笑いはタイミング、間合いが重要でアクセス全開すぎると面白くないのだが、今作では石沢がウンコを踏んで「しかも人間のじゃねえか」と言うシーンや彼氏が半グレに追い詰められながら「ブス専なんです」と叫ぶ場面は中々面白かった。

 前作はロッキーのオマージュで今作はダースベイダーが出てくる。音楽はそっくりだが見た目は完全に安っぽくガスマスクを付けているだけで最後は手榴弾を跳ね返されて爆死する。合成の爆風の後でファミコンみたいにパッと消える演出だが、細かいクオリティはさて置き、日本統一でもCGをどんどん活用して新しい状況や戦闘シーンを増やして物語に幅を利かせてほしい。どうしても定例会などの会話の場面が多くなってしまうのだが、CGなどのクオリティーは気にせずにどんどん新しい場面を作ってほしい。何が起きたのか分かれば大丈夫だ。今作も前作同様、もう少しストーリーに練りがあれば良いと感じだが、難しい事は一切ないので誰でも楽しめる。