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【映画感想】エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

 ヘリvs輸送列車のバトルからスタート!!相変わらずドライブキルし放題の無敵炸裂状態。走行する輸送列車から敵の砦に向けて大砲をぶち込んだ後、そのまま列車ごと砦に突っ込ませて何故か真正面に線路が敵の司令官まで一直線に繋がっていて、ズームアップで腕組みした司令官に列車ごとぶち込んで画面がホワイトアウト、そしていきなりタイトルロゴ『3』が表示される。破茶滅茶なノリで面白く、このシーンは繰り返して何回か観た。

 過去作とも殆ど仲間が死なない無敵感を売りにしてきたが今作では序盤にメンバーが危篤状態になり、しかもやった相手が元エクスペンダブルズの創業メンバーのメルギブソンで、いよいよ最強の敵と対峙するような雰囲気があって少し緊張感がある。ストーリーも二転三転する流れがあって、最初にエクスペンダブルズメンバーの解散、新しい若手メンバーの募集、ビルに侵入して格闘シーンの後いきなりメルギブソンを捕獲(いきなり捕まりすぎる)、と思ったら新メンバー全員拉致、スタローンが「俺1人で行く」、旧メンバー「1人で抱え込むなよ、馬鹿にはダチが必要だ」と離陸直前に全員集合で少し泣ける。結局、今までのメンバーで最終決戦になる。

 廃墟の団地のようなマップが決戦の場で、仲間を救出したものの敵軍隊が300人以上と戦車が乗り込んできて遂に万事休すと思わせる。だが激しい銃撃戦と砲撃が始まった途端、ノリノリの安定感、安心感が画面から溢れ出す。「誰かが死ぬかも」というような危機感が全くなく爽快感100%がこの作品のウリである(一瞬死んだと思ったメンバーですら生きてる)。一体どんな訓練をしたら敵はあそこまで弾を外せるのか。ハリソンフォードが輸送ヘリを操縦し、シュワとジェットリーが凄まじい命中率の機銃掃射で歩兵、敵攻撃ヘリを一網打尽にする。fpsゲームのビギナーbot対戦以上の戦闘が見れる。メルギブソンがブチ切れて「今から殺し方を教えたる」と近くの仲間兵士の頭をいきなりぶち抜いたり、生粋の悪役を見事に演じてくれた。スタローンも崩れてくる団地からギリギリで脱出でなんとエクスペンダブルズメンバーに死者はゼロ、敵は全滅という信じられないパフォーマンス、こういう場合のキルデス比は一体どうなるのか。

 映画前半は少し緊張感があったが後半ではシリーズ恒例且つ最大の無敵無双で何も考えずに楽しめた。ストーリーも起伏があってシリーズの中では一番面白かった。来年『エクスペンダブルズ4』を観に行く。