冒頭から戦闘真っ最中スタート！前作同様のノリで無敵無双状態。例えるなら敵の弱さがfpsゲームのビギナーレベルのボット状態であり、こちらのエイムアシストは最強で敵の弾は殆どかすりもしない。本来難しいドライブキル、ジップラインキルも命中率100%のやりたい放題で危機感ゼロの爽快感のみを追求している。
ストーリーも一直線で任務中、生粋の悪党に新入りの仲間を殺されたエクスペンダブルズが「追いかけて殺す」とスタローンが宣言して後先考えずに暴れ回る。山中の村や鉱山が舞台で前作よりも地味な雰囲気があった。難しい事は一切考えなくてもいい作品であり、映画館でコーラとポップコーンを食べながら観るのに最適と言える。
今作の最大の売りはラストでスタローン、シュワ、ブルースが3人揃って暴れ回る場面で遂にチャックノリスまで参戦する。よって特に後半のエクスペンダブルズのメンバーの出番は前作よりも控えめになっている。伝説のアクションスターが一斉に猛攻撃で雑魚を一掃、無敵無双が最後まで続いていく。「アイルビーバック」など決め台詞が入りオマージュ的な要素があった。勿論、映画ファンを楽しませる演出なのだが案外、一番それを楽しんでいるのは出演している俳優達だったかもしれない。ブルースが「楽しんでるか！？」と仲間に問いかけるシーンはそう言ったリアリティも含まれているように感じた。伝説の俳優達が出演してこそ実現できるお祭り騒ぎであり、その部分を楽しめるかどうかで面白味が変わってくると思う。
