dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】ソウ2

 前作と状況がよく似ている。今回は5人ぐらいが毒ガスの家に閉じ込められていて解毒剤の注射を探したり脱出を試みようとしたりする。最初から全員ほとんどパニック状態であり、例えば、ジグソウのテープにヒントがあるにも関わらず首の後ろの数字(暗証番号)には誰も気がつかない。途中でメンバーの一人が気がつくのだが、もう既に狂乱状態であり、さらに暴走が加速していく有り様。自分や家族が命の危険になると錯乱状態となり普通の考えができなくなり本性のみが表れてくる。メンバーもリボルバー、オーブントースター、クギバットなど、迫力のある死に方で面白さがある。中盤、アマンダと少年の話が終わった瞬間にいきなり大きな音、ギャーン!!とカメラが横に動きメンバーが話しかけてきてビックリする場面があって、こういうパターンはその話しかけたメンバーが今回のゲームの何らかの秘密を持っている事を暗示するのだが、その後なにもない。ただ場面で音を鳴らして怖がらせるのみ、こういう所が面白かった。

 ジグソウはやっぱりカッコいいな。髪型も前作より決まっている。ジグソウの考え、それは死が突きつけられた瞬間に人は全てが変わる、その状況の中で本性を試したいという話があって深く考えさせられる。ジグソウは深いんだ。で、僕が思うに、『ソウ2』にジグソウを表に出すにはまだ勿体なかった。序盤、どういうわけか、いきなりジグソウのアジトが警察に突き詰められる場面があって、そこから刑事との心理ゲームが始まる。ジグソウは最初から出てくる。やはり前作のようにテープや電話などでやり取りをし、距離感があって謎のキャラでストーリーを作った方が良かったのではないかと感じたが、次作以降はどんな展開になっているのかは知らないので感じ方は変わってくるかもしれない。
 ラストにまたまたどんでん返しがある。これは一回目で観ながら途中で気がつく人はまずいないのではないだろうか。ジグソウの大胆すぎる伏線には痺れる。なるほど、そう来たか。
 次は『ソウ3』、順番に観ていく。