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【映画感想】日本統一外伝 山崎一門4

 中島勇気と斎藤浩樹が歌舞伎町女性失踪事件の調査に向かう。中国マフィアが事件に絡んでいるのだが、過去に起こした青龍刀事件や人さらい事件に関するシーンが少し長い。今作では中国マフィアのボスが若返りの為に女性をさらって血を求めているのが話の中心で、過去の事件の詳細はあまり関係ないようにも感じた(人さらい事件が青龍刀事件の後に止まった理由の因果関係がよく分からなかった)。本編でも感じている事だが組織や人物の関係性をそこまで詳しく説明しなくてもいいように思う。もっと説明シーンを少なくしてスピード感と密度を上げれば今の倍ぐらいのストーリー構成が可能になると思う。説明しすぎると逆にストーリーが一直線になってしまい、二転三転の要素が生まれにくいように感じる。

 中国マフィアのナンバー2がサイコパス風の素晴らし演技を醸し出していて面白い。マフィアの老人ボスもいい味を出していて、ラストで山崎メンバーにソロキャン用品のガスバーナーで焼かれて消し炭になったりで死に方にも凝っている。斎藤浩樹が懲役12年だったと明かされる。本編だけだともう少し短い刑期だと思っていた。外伝は一本でストーリーが完結するので分かりやすい。本編を知らなくても十分に理解できると思う。