dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】ソウ6

 細かいストーリー展開が少し難しい。前作までの出来事に追加の説明がある。ジグソウの妻は事件に関係してると思わせといてそうじゃなかった、と思ったらやっぱり関係していた。『ソウ4』で死んだ女性刑事が実はまだ生きていた。アマンダが流産事件の共犯者だった。一番わかりづらいのは『ソウ3』の手紙の伏線。アマンダが流産事件と関係していることを仄めかす内容で、なぜそれをホフマンが知っているのか?確か手紙があると知らせたのはジグソウだったはず。その内容もわかっていたと推測されるが細かい脈絡がわからない。次作でさらに説明があるかも。

 今回のゲームは生命保険会社の社員がターゲット。自分達に都合のよい保険や査定をし、契約者の恨みつらみが根底にある。事実上の命の選別をしていた彼らが今度はジグソウのゲームによって同じ事をされていく。6人中2人が生き残る「ロシアンルーレット風人間リボルバー」、面白い。自分だけ助かりたい一心で本性が表れてくる。保険会社のリーダーがゴールに辿り着いた時、捕えられていたのは自分の家族だと思われていたのがそうではなく、実は保険却下で父を失った家族で、最後は恨み辛みが炸裂して体を溶かされてしまう。体の溶け方がリアルで見応えがある。ソウシリーズは死体の表現がリアルすぎる。ストラム刑事の変わり果てた姿もしっかり出てくる。そういう映像がたくさん出てくるのは頭に入れておいた方がいいかも。ちなみに僕はそういう残虐シーンは抵抗なく観れるタイプだ。今作はアメリカの生命保険会社がテーマで、日本の制度をジグソウは誉めている。生命保険関係の方は少しは為になったり参考になるかもしれないので一度観てみる事を薦める!!色々考えさせられる。
 
 『ソウ5』の謎の箱の中身は、今後のゲームの実行に関係する道具が入っていてジグソウの妻ジルがやはり事件に関係していた事が描かれていた。本当の後継者はジルなのか?謎の茶封筒を病院のポストに入れるのは完全に次作以降の伏線。ちなみに本作ではエンドロール後ワンシーンがある。今の所、どんな映画でも必ずエンドロールまで観ている。次は遂にシリーズ最終作『ソウ ザ ファイナル』。ソウシリーズ完全制覇へ!