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【映画感想】日本統一 エピソード集Ⅳ 二人ノ若

 『日本統一12』から『日本統一33』を坂口丈治と権田稜一を中心に振り返る。川谷雄一の実子である丈治が侠和会山崎組に入ってきてどのように成長していくのか、どんな扱いになっていくのか楽しみにしていたが本編ではそこまで深い展開やエピソードは少なく物凄い早さでいつの間にか上り詰めていく。教育係の菅谷の教え方や石沢がトイレに唾をわざと吐いてやり直しさせるシーンは中々迫力がある。やはり最近の山崎メンバーは仲良しになりすぎてしまった感じがあり、この頃の雰囲気がちょうど良い。

 権田稜一が死んでから今の所、侠和会主要メンバーは誰も死んでいない。最近の日本統一には仲間がひょっとすると死んでしまうかもという緊張感がない。絶対に誰も死なないという雰囲気がある。仲良し固定メンバーになりすぎてしまった為に何が起きてもどうせ大丈夫だろうという感覚になる。逆の捉え方をすればこれは物語の「溜め」の要素にもなり、突然それが破壊されれば衝撃も大きくなるだろう。死なないと思っていた悟空やクリリンが死んでしまった時のように。今後の展開がどうなっていくのか楽しみである。