dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一29

 馬場組長がいきなり轢き逃げされて死ぬ。誰がやったのかは分からなくて、その仕業は侠尽会とも侠和会とも受け止めれる。馬場組長が死んだのに侠和会では全くその話題に触れられていない。あまりにもあっけなさ過ぎる。元工藤組組長渡部も最後は頭がイカれてしまって、なりふり構わず盃を飲めと無茶苦茶になって、最後は自殺。川谷雄一が工藤元会長に会ってきたという回想の場面で明らかに別の場面の使い回しの映像が挿入されている。台詞だけで十分理解できる!

 日本統一熱き哀しき漢達に棟方龍治も加わってしまった。板挟みノイローゼ状態。北陸で一つの勢力を傘下にしたにも関わらず、侠和会と一部を分割した為に丸神会会長が棟方をいきなり怒鳴るシーンは迫力がある。カジノ利権絡みの話が侠和会に漏れたのも棟方に疑いが向けられる。疑いを向けらた時にカメラが左に寄っていって棟方の悩んだ顔が映るシーンは少し面白い。若宮がカジノ絡み対策で秘書への暴言事件を暴いてその疑いは晴れるのだが、その時、豊川真由子という元ネタが分かりやすい議員が出てくる。疑いが晴れたと同時に棟方藤代組の脱会届が丸神会に送られてきて、さらに侠和会入り。そして、その後、すぐに自殺。どちらの人間にもなれず、親を裏切ってしまい、もうどうしたらいいのか、自殺したくなる理由も分かる。引退という選択肢もあるはずなのだが、これは会社員が会社を辞めれずに自殺する心理と似ているかもしれない。ノイローゼになると心理的狭窄になってしまう。棟方の自殺で今作は終わり、とにかく次が気になるところでしか終わらない。ひょっとしたら自殺じゃない可能性も?

 日本統一を順番に観ているのだが、まだ観ていない話は出来るだけ調べないようにしているのだが、どうしても色んな情報が目に入ってくる事があり、これはもう仕方のない事だ。棟方が死ぬとかちょっと前に目に入ってしまった。一気に全部観ても話が頭に入ってこない。少しずつ順番に観ていくのが自分にとっての最近の楽しみ方である!