dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一45

 舞台は再び広島、そして斎藤浩樹の出所。たぶん『日本統一7』以来の復活の斎藤、約7年ぶりの登場になる。大宮和也殺害の罪を被って実際の月日が流れての再登場。殺人罪で10年以下の懲役は短いと思ったのだが、昔読んだ本で暴力団同士の抗争での殺人は刑期が短いと書いてあった記憶がある(『とんぼ』の小川英二も8年で出所)。今作は広島尾道が舞台で『龍が如く6』のような風景で、ゆったりとした雰囲気がある。食事処で氷室田村斎藤で語り合う場面は今までになかった雰囲気だ。ちなみに『田村悠人外伝』で大怪我を負った田村は完全に復活している為、今作は時間が少し空いている状況かもしれない。今作では丸神会は全く出てこず山崎メンバーも殆ど出てこない。一区切りの後の新たなスタートという感じがした。

 尾道の一本どっこのヤクザ岡村組とテキヤ団体大場一家の争い。西日本睦会の跡目問題に岡村組長が巻き込まれていくのだが、中盤西日本睦会理事長の竹山昭夫が不敵な笑みを浮かべるシーンがある為に今後の展開が読めてしまう(西日本睦会副会長と岡村組長の共倒れ計画か?)。日本統一では時々そう思わせておいて次の回では全く何もない(15の馬場組長や24のミナミの話など)事がある。基本的にどんでん返しや展開の溜めはギリギリまで引っ張った方が面白いと思うのだがこの先どうなるのか。兄弟(双子?)の設定の大場信二と南田正明が出てくるのだが信二がサングラスと帽子を常に被っていて顔が分かりにくい。次作で新たな理由がありそう。斎藤と南田のカチコミ真っ最中でエンドロール、『日本統一46』に続く!