dw821memories’s blog

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【映画感想】日本統一43

 前作からの地面師詐欺事件の続き。地面師は終戦後、焼け野原になった土地がその書類などの消失により地主がわからなくなった後に第三者が勝手に横取りした事が始まりと言われているらしい。今作は話が複雑で、地主に土地を返す算段からさらに状況が変わっていき、結局最後は糸中建設のライバル会社に丸神会と組んだ黒幕がいると分かってクーデターを阻止し、ライバル会社とも仲良くなって侠和会が関東の経済的地盤を手に入れる事で収束する。途中で色んな人間が出てきて分かりにくいのだが、裏で迫田組岩尾が全てに絡んでいて、呆気なく黒幕が割れて一件落着。ちょっと中盤の話が複雑になりすぎているような気もした。

 丸神会中森組と侠和会藤代組の仲良しの若い衆3人組のシーンは単純で分かりやすい。迫田組の存在感が急速に強まってきていて、特に組長の中野英雄が凄い。日本統一に一気に新しい風を吹き込んでいる。回想シーンでは死んだ秋本も出てくる。僕は最初、秋本や若宮と闘う事を期待していたのだが、いなくなった彼らの代わりに迫田組が渋い存在になってきていい感じだ。

 中森組若頭が日本刀で顔を切り付けられたのに何もなってないかも。ラストではまたまた至近距離から謎のカチコミが起こってそこでスタッフロール。『日本統一44』に繋がっていく!