dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一14

 進友会組員による侠和会組員刺殺事件で状況悪化。葬式のついでに侠和会組員900人が東北に乗り込む展開は迫力満点。刺殺した進友会組員が引き続き登場するのだが、別の人物が出頭したのだろうか?新聞記事のシーンをよく見ると出頭したかのような事が書いてある。

 裏で絵図を描いている則坂組長がもはや何のためにやっているのかが分からなくなってくる。菖蒲川一家総長、進友会会長の暗殺未遂、その後は侠和会を装って進友会事務所カチコミで侠和会vs進友会の抗争激化を図ろうとするのだが、その理由が考えれば考えるほど分からない。一体、則坂に何のメリットがあるのか。結局、ただの悪キャラという事に落ち着いてくる。最後は氷室らに全てを見破られお陀仏となる。

 菅谷謙太が急成長。秋田到着後の銃撃では丈治を守る。特別扱いされている事を気にした丈治に対して、自分も氷室蓮司の甥だから気持ちが分かるなど、イイ関係が築かれていく。よく考えれば、下っ端とはいえそもそも直参の山崎組に入る事自体が特別である。氷室蓮司は直参上田組傘下の三上組の一員からのスタートだった。直球タイプの菅谷は人を育てる事で自分も成長するタイプかもしれない。銃撃戦の最中にまたまた偶然にもセピアのママを助け、関係が深まる。しかし元彼が進友会会長平川進であり彼女が彼に未練があると分かるとサッと身を引く。菅谷謙太、いつの間にこんなにカッコよくなったんだ?

 進友会は侠和会と友好関係にある極山会と盃を交わして戦争終結。最後、氷室と平川は仲良く乾杯するのだが、相当数犠牲になった組員がいる事を忘れてはならない!!正直、彼らは犬死かもしれん。今作から学んだ事、時にはやたらに動かない事も大事。状況は時が改善する。氷室らは北海道にも触手を伸ばした模様。

 エンドロールが物凄く凝ってる。実際のねぶた祭りを沿道で見物する侠和会メンバー。本物の祭りの中カメラを回し、一発撮りのような映像で臨場感があった。特に、祭りを見ながら談笑している氷室蓮司と田村悠人が少し素の雰囲気が出ていて、その瞬間はきっと本宮泰風と山口祥行になっていたのかもしれない。味のあるいい表情だった。