dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一25

 冒頭の建設残土処理施設の建造費水増し疑惑の話の脈絡が少し分かりづらい。さらにその間に別のストーリーが複数の筋で展開していく。川谷暗殺未遂に始まり、建設費問題、丸神会カジノ進出、極山会のその後、琉球会会長銃撃死、元四国会赤瀬暗殺と話が同時に複数展開する為、最初の建造費水増し事件の脈絡がより一層掴みずらかった。新しい登場人物に社長や議員が出てきたり、山崎組はそういったカタギ達の諸問題を正義の側面から解決していく役目も引き受けていく。ヤクザと言うよりも正義の味方。段々と『龍が如く』みたいな雰囲気になりつつある。

 本部を東北に移す事に腹を立てた舎弟頭馬場が氷室を殴る場面が面白い。やっぱり侠和会内部に氷室に盾突く誰かがいないと。氷室が優秀になりすぎて一気に上り詰めてしまった。喧嘩状態だった時の田村悠人や対立した大宮和也のような存在がいた方が面白い。物語にはピッコロやベジータのような存在が必要だ。

 若頭補佐木島が遂に渡部側についてしまったり、琉球会の枝の幹部が川谷暗殺を計画したり、どんな風に彼等が負けるのか、先が気になる。前回で怪しい振る舞いを見せた女将はやっぱり何も関係してなかった模様。あの時、スマホで何の画面を見ていたのだろうか?

 今作で題材となったIR誘致は今現在、どうなってしまったのだろうか?コロナ等で暗礁に乗り上げたのか最近進展を殆ど聞かない。物語の中ではデカいシノギになるらしく、丸神会の若宮が頑張ってる。『日本統一26』に続く!