dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一15

 前半、刺殺された金澤宏之のカタギの弟が出てくる。一瞬、兄の影響でついにその道に入ったのかと思ったが、テロップがすぐに表示されて別の役だとわかった。日本統一では同じ俳優が後から別の役で再登場する事がある。みんな演技が上手いので別の役ではちゃんと違った雰囲気を出している。

 丈治が組長付となりステップアップする。実の親の川谷雄一は甘やかしすぎ、平等に頼むと氷室に言うがどこか嬉しそう。現実的に考えるなら元々、直参の山崎組に入れる事自体が特別待遇だと思う。まずは三次団体から始めるとかではなく、いきなり直参の組織の組長達と関わりあってるのは特別じゃないのか?やはり総裁の息子はスタートラインが違う。菅谷に対して「俺も負けませんで」と言うが、最初にお世話になった人には例えどんなに立場が変わっても敬意を変えてはならないと思う。それが賢い立ち回りであるとも思う。

 回想シーンで大宮和也の場面が出てくる。すぐに死んでしまうには勿体ないぐらいインパクトのあった人物で、演じている小沢和義が凄く良かった。長い台詞の言い回しは迫力があり、短い台詞なのに怖かったり、狂気じみた殴り方や蹴り方が上手い。最高の演技や存在感を見せてくれて、再び別役で出てきて欲しいな。

 今作では再び玄誠会福本が事件を勃発させる。三谷組組長、工藤会長、そしてラストは氷室まで襲撃。三谷組組長はタバコを吸いながら死ぬのだが、刺された状態でヤクザがタバコを吸う姿が様になりすぎるのは何故だろうか。田村悠人が坂下組を爆破するシーンで初めて派手なCGが使われる!一発で合成と分かる少し懐かしい演出だが、日本統一でもどんどんCGを使ってほしい。リアルさなんか別にどうでもいい。状況や少しの迫力さえわかれば問題なし。

 侠和会若頭補佐馬場伊佐雄の動きが怪しい。ばったり京都で龍征会と出くわす場面はそれを匂わしていた。襲撃のタイミングが良すぎる。坂下組への内通者なのか、先はまだわからない。氷室蓮司襲撃真っ最中で『日本統一16』に続く!!