dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一19

 山崎組が熊本入り。浴衣を着て酒を飲んで温泉旅行そのもので和やかさがあり、今までの日本統一ではなかった雰囲気だ。自分も温泉に行きたくなってくる。と思ったら氷室蓮司暗殺2人組みが乗り込んできて菅谷謙太が4発撃たれてしまう。さりげなく坂口丈治にとって初めての殺人シーンでもある。意識不明の菅谷は急所は外れているとの事。

 メチャクチャな展開があって、侠和会川谷組幹部が丸神連合の一本化に反対する鶴見憲吾をいきなり刺す。第二の大宮和也のような性格の鶴見憲吾、会長が自分の親の水神会系から丸内組系に変わる事が納得がいかない。しかし親同士も納得の上、さらには事前に前会長から後は頼むとの願いもある。それでも極道の筋を通し抜こうとする鶴見憲吾。そんな中、丸内組系の秋本照政に世話になりっぱなしで恩があるとの理由で川谷組幹部が起こした行動、それは鶴見刺殺未遂。

 文字通り、恩を仇で返してどうする。関東一本化は秋本の夢。水神会は丸内組がやったと勘違い。さらに侠和会の仕業と分かれば丸神とも戦争になりかねない。氷室と秋本は兄弟分。今はまだ闘う時じゃない。滅茶苦茶すぎる。バレたら川谷組幹部は普通に破門だろう。で、この事件の連絡は氷室にも届くのだがストーリーは意外にも淡々と進んでいく。今まで丸神連合一本化や氷室と秋本の友情は深く描いていたのだが、大事件が軽いノリであっさりと起きてしまっている感じがした。ギャグっぽく「鶴見取っちゃいますか」と言っていたら本当に殺しに行っていた。あまりにも軽すぎる。

 氷室が工藤組の手柄を横取りしたかのように思われたり、侠和会内部でも対立が深まっていく。その意見を川谷雄一にスカされて工藤組組長渡部圭太がノイローゼみたいな顔になったところで『日本統一20』につづく。