dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一13

 東北は小康状態に突入。侠和会財前組のサラ金や菖蒲川一家にカチコミに入ったのが進友会の仕業ではないと最初の段階で観る側には分かる。その状況を氷室らが突き詰めていく流れなのでストーリー自体も小康状態に。黒幕は元菖蒲川一家則坂組組長っぽい。進友会と菖蒲川一家を共倒れにさせる計画と思われる。

 山崎組総裁の息子、坂口丈治も真面目に極道の修行に取り組む。そんな中、昔のツレに絡まれてボコボコにさせられる。普段は厳しい菅谷、でも丈治をここまでさせた奴は許さねえ、全員探し出して鉄拳制裁、徹底的に恐怖心をたたき込む事を教え込む。いざって時に援護射撃で頼れる兄貴の菅谷謙太。その後、菅谷は総裁に呼び出されて「丈治から聞いとるで」と一瞬ドキッとさせられる。厳しい取り組み方を注意させられると思いきや、「おおきに」と高級腕時計をプレゼントされる。菅谷の株上昇。しかし現実的にはこうならない事がある。前回で書いたように、まさにこういうシチュエーションがあって、「おおきに」とならなくて「なんかお前メチャクチャやっとるそうだな」となる事が本当にある。言われた通りにしっかり指導している者にとっては、たまったもんじゃない。上がちゃんと見てくれているからやり甲斐がある。しっかりわかってくれている川谷雄一、それに応える菅谷謙太、これがあるからこそヤル気になるし信頼も生まれてくる。現段階では理想的に描かれている。

 東北には丸神連合や極山会も入っていて、それらの組織は現時点では侠和会と友好関係にある(氷室蓮司とムショ兄弟になった縁)。今後、兄弟関係の組織とも縄張り争いが起きると匂わせる。次は『日本統一14』。