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【映画感想】スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

 ブルーレイ版。感想、メチャクチャ面白い。今までのスターウォーズ(5作目まで)は今作の為だけに作られていたのではと感じるぐらい面白かった。最後の1時間はずっと見入ってしまった。シリーズの中で圧倒的、文句なしで一番面白い。期待以上だった。

 アナキンがダースベイダーになる経緯、これがとてもうまく描かれていた。観る前の予想ではパドメが誰かに殺されて怒り狂って暗黒面に入っていくのかと思っていたがそうではなかった。アナキンはいわゆる「予期恐怖」に囚われてしまう。パドメが母と同じ運命になるのではとまさにノイローゼ状態と言おうか。その心理を皇帝につけ込まれてまだ起きてもいない状況にも関わらずそうなると信じ、暴走してしまい、本当にそうなっていくという顛末。アナキンの暴走を見ていて僕は思った。まだ恐れている事は何も起きていないと。最大の敵は恐怖の心。皇帝の力がないとパドメを助けられないと「思い込む」。ジェダイ評議会が自分を信頼していないと「思い込む」。アナキンが皇帝を追い込んだメイスの腕を一瞬の判断で切り落とした時、ついに一線を越えた状態に。この辺の描写、悪い言い方だと洗脳状態があって、まだ理性があって迷っている段階からもう後戻りできない状況に一気に突っ込んでいく様子がとても上手に描かれていた。アナキンがダースベイダーになってしまう経過がリアリティがあって納得できた。

 クローンが一気に寝返る「オーダー66」の場面も引き込まれた。ついに共和国が一気に破滅していく様子は『ターミネーター』の裁判の日のような雰囲気だ。そして今作でブラスターで重要人物(グリーバス将軍とジェダイ訓練生のジェットルーカス)が死ぬ!!ブラスターでは誰も死なないと思っていたがついに死んだ。ラストバトル前にオビワンに背を向けて話すアナキンがカッコいい。アナキンの髪型は前作よりも伸びていて僕はこっちの方が好きだな。ダースベイダーのスキンヘッドの理由も明らかとなる。なるほど、こういう事だったのか!暗く、そして深い。こうしてエピソード4になっていく訳か!!盛り上がりまくりのシリーズ最終章だった。これは面白い!!

 次は続三部作。順番に観ていく。