dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一12

 次は東北地方。東北神農会の菖蒲川一家と侠和会が盃を交わし、内部抗争勃発。前回の四国会とは違い、東北テキ屋団体は骨のある連中。秋田のスナック「セピア」で田村悠人らと超偶然に出会う進友会会長平川進はイイ奴。進友会は侠和会と組んだ菖蒲川一家と対立関係にあるが平川は周りから認められてる存在。どんな風に東北の事態が収拾するか、先が気になる。

 で、今作で面白い展開がある。総裁の川谷雄一に若気の至りがあったらしく、実のセガレのジョウジが出てくる。カタギにもなれず、それならばヤクザにでもさせるかとなり、山崎組で一から面倒をみる事に。特別扱いはするなとの事、遅刻して挨拶もしなかった為いきなり菅谷らから殴る蹴るなどして教育開始。お茶だし、便所掃除、洗車など、いつも菅谷らが怒鳴って指導、教え方が結構うまい。段々と真面目になっていくジョウジ。タイミングを見計らって菅谷が差し入れを置いていったり、いい感じで進んでいく。一般社会でも経営者の子供が入ってきたり、こういう事は現実にも往々にしてある。その時、どういう風に接するのがいいのか、その接し方がその先どういう風に見なされるのか、結構分からない事がある。スカしてもいけないし腫れ物に触るような扱いも良くない。山崎組の場合、ボコボコに殴ったり怒鳴ったり、総裁の息子だろうが関係ないスタイルでの接し方。それがジョウジの為、山崎組の為、分かりやすいスタイルである。しかし現実社会では中々そうならない事がある。例えば厳しい接し方が後から尾びれを付けられてしまう事もあるんだ。しかもそれが結構時間が過ぎてから後付けで言ってくるからタチが悪い。結論から述べると、やはりこういう状況はかなり慎重にならざるおえない。結局、実の親は最終的には半端なく子供の肩を持つ。これが現実だった。果たして日本統一ではこの先、ジョウジがどんな風に描かれているのか、僕は注目して観ていく。