10年ぶりぐらいに再び観た感想、正直もう何回も観すぎていた分、1番最初に観た時のような感激は薄らいでいた。特に『ロッキー4』の場合、次から次へとノリノリのBGMでシーンを繋いでいくのだが、もう十分に観まくってしまった。テレビ放送でのカットシーンもたぶん殆どなかったと思う。使われていなかった曲は「The Sweetest Victory」という曲で、やはりどこに流れているかわからなかった。これが凄くいい曲なんだ。映画の中ではやっぱり使われていない模様。
後半のソ連でのトレーニングシーンの連発はやはりテンションが上がってくる。1回目トレーニング後、エイドリアンと再開、すぐに2回目に突入する時にコテージの外観が少しずつズームアップしながら「Heart's on fire」のイントロの爆音が鳴り出した時、ノリノリになって自分もロッキーになった気分だ。山の頂上に向かって走る場面で「Heart's on fire」の流れを組んだままの別の曲が始まるのだが、これが気に入ってる。サントラにはない。ドラゴとの死闘の2ラウンドの終了間際、ロッキーの右がドラゴの瞼をカットして流れを変える場面があって、あれはたぶんアポロの魂が籠った右だと観るたびに勝手に解釈している(ロッキーはサウスポーだから)。試合の音楽もノリノリで、サウンドトラック版には違うアレンジで収録してあるのだが、僕は映画に実際に使われているバージョンの方が好きだな。14ラウンド終了間際にドラゴにめった打ちにされているロッキーがもう本当にボコボコにされているみたいですごい演技だ。
『ロッキーvsドラゴ ROCKY Ⅳ』は42分もの未公開シーンがただ追加ではなく今までのシーンと入れ替わっているらしい。映画の半分ぐらいが新しいシーンで作られていてドラマ性が上がっているとの事。ロッキーファンなら観るしかない!久しぶりに映画館に行く予定。