dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】ソウ5

 今回のゲームはジグソウの後継者ホフマン刑事が仕込んだ罠で、5人の男女が捕まっている。カミソリで斬首、爆死、いきなりメンバーが殺害と、次に進むに連れて一人ずつ死んでいく。今までのゲームの性質同様、正気になれば他の選択肢があるにも関わらず、最初の段階でメンバーが暴れ出してしまう。爆死のシーンは穴に一人以上入るのが答えではと、シリーズを続けて観てきた僕はすぐに気がついた。最後の部屋まで進んだ2人が受けるゲーム、これがインパクトがあった。個人的には、これまでのソウシリーズで一番、残虐性があると思った。手が電動ノコギリで少しづつ切られていく、メチャクチャ痛そう!!爆死や銃殺は一瞬だけど、ああいうのは痛すぎる。手がペラペラになってしまうぞ。

 ホフマン刑事の過去、それは妹を殺した犯人に復讐するため、ジグソウを装って事件を起こし、それをジグソウが知ってホフマンを拉致、そこから関係を持ったと描かれる。その関係の始まりは時系列では初代ソウより少し前にあたる。少しややこしいが、順番に観ている人ならすぐに理解できる。ジグソウの「復讐は人を変える。自分はこうならないと思っていた人間になる」の台詞、やっぱり深い。
 
 ラストが弱い。事件の謎を突き止めたストラム刑事がストレートにホフマンに嵌められてしまう。ホフマンがストラムの携帯をアジトに置き真犯人に見立てられ、わざと自分を尾行させて謎の部屋に追い込む。そこでソウのテーマ音楽が流れるのだが、一瞬あれ?となった。ここが山場かと。真犯人はホフマンでストラムが追いかけてる展開は最初からわかっているのでラストには今までのようなどんでん返しの感じはなかった。その代わり、部屋の壁がいきなり迫ってきて濡れ衣状態のストラムが圧死する所、これはこれで迫力がある。
 
 明らかな謎を残して終わる。ジグソウが妻に遺した箱の中身、それが何なのか。僕が予想するに、今までの事件の死体から集めたジグソウのピースでは?と思ったが先はまだ知らない。それから、序盤でホフマン刑事の机に置いてあった「正体は知ってる」の手紙、あれは何だったのか?ストラムが書いた?タイミング的にストラムが置いたにしては早すぎるし、別の誰かだとしたら次作以降の伏線となるだろう。次は『ソウ6』、順番に観ていく。