dw821memories’s blog

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【映画感想】日本統一44

 急展開が立て続けに起こる中々見応えのある回。それぞれ敵対する藤代組、中森組、広野組の若いマブダチ3人組のストーリーが面白い。オヤジよりもダチ同士の絆を大事にする軟弱ぶりを氷室蓮司に説教されるシーンは熱い。極道の世界から足を洗う事になった若い衆2人が母親まで巻き込まれて最悪の事態に発展していくのがとても良い。広野組若頭が若い衆の母親を強姦していて、その後全員容赦なく銃殺と久しぶりにショッキングな展開でいい感じだ。もっとこんな感じの話が多くても良いと感じた。この前観た『オルゴール』みたいに大切なものが突如ぶち壊れていくような痛みを感じさせる雰囲気が好きだ。

 藤代組継承盃のシーンも味がある。中島勇気が進行係を担当する事になっていて中盤に川谷の自宅で練習をするコミカルな場面はちょっと長く感じたが、ラストの衝撃の余韻を纏めるような雰囲気がいい。『日本統一20』の盃のシーンもそれまでの余韻を沈めるような、収束させるようなムードがあってよかったし、日本統一の盃のシーンは今までの展開を視聴者の頭の中で整理させるような独特な効果がある。

 迫田の勢いが止まらない。第二の秋本、迫田常夫。若頭の岩尾も味がある。敵だけど凄い人、実はいい人とこれからどうぶつかっていくのかが楽しみだ。