dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一41

 今作よりオープニングの日本統一のロゴがパワーアップ!「侠」の文字がロゴにぶち込まれていく!そろそろコロナ禍での撮影時期と重なってきてマスクでの喧嘩シーンはそれを考慮したのか偶々なのかは分からない。

 旧鶴見組の内紛で新しい登場人物がたくさん出てきて少し脈絡が掴みづらい。さらに物語の展開や人物描写が浅いままにデカい行動が起きていく。内紛の話し合いでいきなり謎のカチコミが起きて、そこで大成が巻き添えを少し食らった事により呆気なく、さり気無く、遂に「侠和会vs丸神会」の全面抗争が始まるのは今までのストーリーを踏まえると軽すぎる流れに感じた。その抗争はすぐに休戦して、内紛事件の黒幕も何の手がかりもない状態ですぐに最後の場面に突入していく。ラストで黒幕を思いやる田村悠人の行動も、それまでに彼らとの深い関係性が描かれていないままに起きるから盛り上がりに欠ける。展開が軽く、人物が増えすぎて纏まっていない感じがした。

 丸神会の迫田常夫(中野英雄)がいい味を出してきていて、敵だけど凄い人、実はいい人のオーラがある。重い雰囲気がとても良い。『特命リサーチ200X』の頼りない社員のイメージしかなかったが、今は凄く渋い演技を見せてくれる。軽くなりすぎた侠和会よりも重みのある丸神会の方がいい。双方の闘いがどうなっていくのか続きが気になる。哀しげな時によく流れてくる音楽が『バトルフィールドⅤ』の曲に似ていると思ったのは俺だけか!?