dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一37

 脇役の山崎メンバーの3人に初めてテロップが入った。謙勇会理事長山村義明、直参(いつの間に!)長谷川組組長長谷川大輔、山崎組若頭補佐謙勇会会長石沢勇将。そして川上章介と大成虎雄のテロップが入れ替わって表示されてる。間違い表示の後に新たなテロップが出てくる所にユーモアすら感じる。

 今作は次から次へと予想だにしない展開が起きる中々見応えのあるてんこ盛りの回。『日本統一外伝 川谷雄一』とリンクしたシーンが節々にあって、今作で大宮和也の自首シーンが追加!外伝だけだと事件現場に道具を持たされてそのまま残ったと思われたがそうじゃなく、その後一旦戻ったらしく三上に全てを託し振り向かずに出頭する大宮がカッコいい。

 殴り合いのシーンがやたら多く、システマという格闘のトレーニングシーンまである。新たにテロップの入った山村が殴り合いで大活躍するなどコミカルなノリで面白い。

 そこにシリアスな話も入り、大宮の遺した子供のハヤトとマユミの顛末が予想外の展開。チンコロしていたのがまさかのマユミで衝撃的な結末へ!ハヤトのせいで風呂に沈められたりで色々恨みつらみがあった模様。さらに丸神会の菊村もとんだ下手打ちでクーデター失敗で絶縁。コミカルとシリアスの絶妙なバランスと急展開が上手く絡み合っていた。

 三上哲也が「ぶち殺したるー」と白目になってその後氷室に諭されて普通の目に戻る。俳優の演技力が素晴らしい。日本統一の役者は全員総じてレベルが高い。前作で登場していた疲れた刑事が一連のシャブ事件に何か関与していたと思っていたのだが全く関係してなかった模様。あの疲れ方は一体何だったのだろうか?