dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】日本統一外伝 山崎一門

 撮影の仕方に少し工夫があって『日本統一39』のワンシーンと今作を同時に撮ったと思われる場面がある。今までの日本統一と全くテイストが異なり完全なコミカル路線に。氷室と田村の出番が少なく山崎メンバーのドタバタコメディーに。外伝とはいえあまりにもコメディーになりすぎている為、本編にも影響を与えていきそうな気がした。川谷雄一が実話ナックルズを読んでいるシーンがあって、ちょうど同じ時期にナックルズにも日本統一の特集があった。ひょっとするとコラボだったかも。

 今作で印象に残った展開はアル中のかかりつけ医がゲロを吐いて、そこから物語が繋がっていくところ。ゲロが結構リアルに作ってあってちょっと気持ち悪い。中盤から終盤までずっとゲロ騒ぎ。ゲロ吐く、それに虎雄が滑って転ぶ、それで拳銃落として探しに行ったらそこにまたアル中医が現れてゲロ吐き、虎雄が顔で防ぐ、その臭いを氷室に注意される。ゲロネタをここまで引っ張る作品は初めてかも。

 その後、中島が氷室の名前でソープ予約したのがバレてブチギレ、完全なバカ騒ぎで幕を閉じる。完全な低俗の下ネタばかりが続いていく。ある意味外伝らしく、あまりあと先考えずに吹っ切れた感じで作ってある。笑えるシーンが多いのだが、もし今作が本編に影響してくると相当軽くなりすぎてしまうだろう。『日本統一39』では久しぶりに怖いシーンがあり、外伝との差別化を意識しているかもしれない。本編と外伝を順番に観ていく!