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【映画感想】スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

 ブルーレイ版。ストーリーは思っていたよりも単純で、わかりやすい終わり方だった。ベイダーの黒幕は皇帝で、ルークが最後の戦いで「僕はジェダイだ。かつて父さんがそうだったように」の泣ける台詞。ついに最後の最後で目覚めたベイダーはたぶんジェダイに戻ったんだ。全てに決着が着き、平和が訪れる勧善懲悪の物語であった。

 

 エピソード4の感想とだぶるが、やはり率直に思った事はまずオリジナル版を観たいということだ。あの当時にあの映像や世界観を作れたからこその超大作だと思う。しかし、ブルーレイ版にはいろんな修正が既にあり、元がわからない。特に宇宙空間での戦いや、デススターの細いトンネルのシーンは全て模型や絵で作られているはずで、40年前の映画にしては綺麗すぎると思った。それは修正なのだろうか、それとも元々そうなのだろうか。その当時の最高の技術こそ後々に味わい深さが出るのだと思う。例えば、最近レトロゲームが少しだけ流行っているようだが、初代スーパーマリオをやりたいとしたなら、それはファミコン版でいいのである。もちろん、最新の技術でリメイクしたならば当然、映像の迫力は増すだろう。それはそれでいい。しかし、ファミコン版にこそ当時の技術の制限の中でのあらゆる工夫とアイデアが詰まっている。それを体感したいと思うはずだ。そして、そのままの当時のゲームを今やればグラフィックは勿論のこと、システム的な部分も古さは感じるだろう。しかしその反対もあるんだ。そう、それはその当時でこれができたのは凄い、という感覚なんだ。スーパーマリオなら、ドット絵なのにキャラクターの滑らかな動き、スピード感、工夫のある効果音、ステージ構成などが思い浮かぶ。そのままだからこそ、より一層、当時の凄さとそのゲームの本質的な面白さを体感できるんだ。だから、スターウォーズの場合も当時はまだCGが殆ど使われていないアナログの最高傑作として、その迫力を体感したいと感じた。これはCGではない、全てアナログなんだと、その凄さを伝える為にはまずはただのオリジナル版のままでいいことになる。オリジナル版を残してほしい。残した上で、最新の技術で修正を加えた方がさらに世界観を伝えられるのではと感じた。

 

 当たり前だが映画も進化している。スターウォーズで進化した映像や世界観は後の映画もどんどん取り入れた事だろう。正直、個人的にはターミネーターやエイリアンの方が面白く感じたが、これらはスターウォーズよりも後の作品である。優れた部分はすぐに取り入れられてさらに進化していく。自分の記憶だと、ターミネーター2で一気にCG技術が上がった感じがある。合成が合成っぽくなく、写実的になった。スターウォーズ旧三部作を観終わって、やはり、あの世界観を40年以上前に作り上げた事が一番凄いと感じた。

 

 次はエピソード1。順番に観ていく。