dw821memories’s blog

映画の感想などを書いていく予定です

【映画感想】ソウ3

 最初から最後までメチャクチャ面白い。前作で活躍した女性警官が最初の方でジグソウの罠で死ぬ。主要人物があっけなく、容赦なく死んでいく所が面白い。ジグソウの機械もパワーアップしている。それに伴い残酷映像もパワーアップしている。今回のゲームは交通事故で息子を失った男がそれを強く恨んでいて、その関係者3人を許せるかどうかが試される。結局、最後は許して罠を外そうとするのだが躊躇している間に手遅れで2人は死に、もう1人は罠のショットガンの弾に当たる。これはゲーム失敗じゃないのかとも思ったが、許した事と見なされていて、先に進んでいく。女性医師(後に男の妻とわかる)もジグソウに捕まっていて、首に爆弾が仕掛けられていて、ジグソウが死ぬと爆発する仕組み。ジグソウを助ける為の手術のシーンは面白い。皮膚を剥がしたりする時にネチョ、バリバリ、など実際には鳴らない音が違和感なく加えられていて盛り上がる。映像も凄くリアルで見応えがある。

 ラストでアマンダが暴れて男の妻を撃ってしまう。それを見た男もアマンダを撃つ。その最中に実は今回のゲームはアマンダの正気を試すものだったとジグソウは明かす。さらに、男もジグソウを許せなくなりチェーンソーで斬りつけてしまう。で、ここで思ったのは男はもう少しだけ冷静にいられなかったのかと。結果的には男にとって、殺したいほど恨んでいた人物をゲームで死なす事が出来た。考えようによっては「ジグソウさん、その件についてはありがとうございました」となるはずだ。冷静というより、人間の本性でもある。危機的状態で本性が表れたのであるならば、そういった感情こそ自然だとも考えられる。つまり、ラストで男がジグソウを斬りつけてしまうシーンは一見狂気に見えるけどそうではなく(正義感のようなもの)、本当の狂気や本性が芽生えたのなら別の行動になるとも感じた。

 その後、ジグソウの心臓が止まり妻に仕掛けられた爆弾が爆発してしまう。その後の映像がめちゃくちゃ迫力がある。そこで終わるところが面白い。

 主要人物が死んだと思われる。次作以降は一体全体どうなっていくのだろうか。次は『ソウ4』、順番に観ていく。